2026年2月-Vol.357
  • 概要
  • 国内債券
  • 国内株式
  • 外国債券
  • 外国株式
  • 為替動向
  • 虫眼鏡

主なポイント

16日に10-12月期GDPが発表されます。7-9月期は米国の関税の影響で輸出が落ち込んだことや住宅投資の急減などから前期比年率▲2.3%となりましたが、10-12月期はその反動もありプラスとなることが見込まれています。但し、前期の落ち込みを完全に回復するまでには至らず、力強い成長とは言えないものとなるとみられます。衆議院選挙では多くの党が消費税減税を公約としていますが、財源に関しては不透明感が強く、消費者センチメントが改善するにはまだ時間がかかりそうです。
今月の主なポイントは以下の通りです。

2/8 (日)衆議院選挙・・・与党の獲得議席がどの程度となるか
2/16 (日)10-12月期GDP・・・上記参照
2/20 (日)1月全国CPI・・・伸び鈍化が続くか

市場見通し

国内債券

長期金利は、日銀の利上げ継続の姿勢や拡張的な財政政策への懸念などから上昇を予想する。

国内株式

輸出関連セクターを中心に堅調な決算が期待できることや、底堅い米国経済が下支えとなり上昇を予想する。

海外債券

<米国>FRB(連邦準備理事会)の金融政策は利下げ局面が続くと想定しているものの、米国景気が底堅く推移することにより、そのペースは緩やかなものになると見込まれることから、金利は横ばいでの推移を予想する。

<欧州>ドイツの財政拡大に伴う景気回復期待は上昇要因となるものの、グリーンランドを巡る地政学リスクが低下要因となり、金利は横ばいでの推移を予想する。

海外株式

<米国>米国経済が底堅く推移するなか、企業業績に関しても、情報技術セクターを中心に、資本財・サービス、素材など幅広いセクターが拡大基調を維持し、上昇を予想する。

<欧州>ドイツを中心とした財政拡張が下支えし、金融セクターや、財政支出拡大の恩恵を受ける資本財・サービスなどを中心に堅調な推移となり、上昇を予想する。

為替市場

高市政権の財政政策への思惑などから円安圧力がかかり続ける展開を想定しているものの、為替介入に対する警戒感により上値が抑えられることから、ドルは対円で小幅上昇を予想する。FRBの利下げペースが緩やかなものになるとの見方などから、ユーロは対ドルで横ばいでの推移を予想する。

実質GDP成長率(前期比年率)
出所: 内閣府

国内債券

1月の国内債券市場

指標銘柄/新発10年国債

1月の国内長期金利は、日銀の追加利上げ観測の高まりや超長期金利に連動して上昇し、月末は2.245%で終了した。

国内長期金利は、米金利の上昇や日銀が利上げを継続するとの見方などから上昇基調で始まり、上旬に2.1%台へ上昇した。さらに、高市首相の衆議院解散検討に伴う財政支出拡大懸念によって超長期金利が上昇したことに連動し、20日に一時2.350%まで急上昇した。その後は、日米当局がレートチェックを行ったとの観測により、為替が円高に振れたことなどで上昇幅を縮小し、月末は2.245%で終了した。

イールドカーブについては、高市首相の衆議院解散検討を受け、自民党が勝利した場合に財政支出拡大の動きが強まることへの懸念などから、超長期ゾーンを中心に金利が急上昇し、スティープ化した。信用スプレッドは、横ばいとなった。

2月の国内債券市場

2月の国内長期金利は、日銀の利上げ継続の姿勢や拡張的な財政政策への懸念などから上昇を予想する。2月の債券市場のポイントは、①日銀の動向、②国内債券市場の需給動向、③米国金利動向と考える。

①<日銀の動向>日銀は1月の金融政策決定会合で政策金利を据え置いたが、高田委員が1%への追加利上げを主張したことや、展望レポートにおける経済成長率と物価上昇率の見通しが上方修正されたことなどを受け、市場では日銀が4月にも追加利上げを行うとの予想も増えている。2月は6日に増審議委員挨拶、13日に田村審議委員講演、26日に高田審議委員挨拶が予定されている。各委員の発言を受けて日銀の追加利上げ観測が変化し、金利の変動幅が大きくなることが考えられる。

②<国内債券市場の需給動向>2月の国債入札スケジュールとしては、10年債(3日)、30年債(5日)、5年債(17日)、20年債(19日)、2年債(27日)などが予定されている。8日の衆議院選挙では、部分的・恒久的の差はあれ、消費税減税を公約に掲げる政党が複数あり、拡張的な財税政策への投資家の警戒感は強いとみられる。選挙後の政策の方向性を見極めるため、入札に慎重に取り組む投資家も相応にいるとみられ、入札の結果を受けて金利の変動幅が大きくなることが考えられる。

③<米国金利動向>1月のFOMC(連邦公開市場委員会)では賛成多数により政策金利の据え置きが決定され、声明文では米経済の改善と雇用鈍化のリスクが低減している点が指摘された。市場はFRB(連邦準備理事会)が年内2回程度の利下げを行うことを想定しているが、次の政策変更はデータ次第であり、市場予想程の利下げが行われない可能性もある。雇用統計など重要経済指標の結果を受けてFRBの金融政策の予想が変化し、米国長期金利の変動幅が大きくなり、国内金利に波及することが考えられる。

イールドカーブは、スティープ化すると予想する。信用スプレッドは、横ばいを予想する。

国内株式

1月の国内株式市場

日経平均株価225種 東証株価指数(TOPIX)

1月の国内株式市場は米株高や円安、高市首相による衆議院解散観測等を背景に最高値を更新する展開となった。その後、為替が大きく円高に振れたことで調整する局面はあったものの、日経平均株価で5.93%の上昇となった。

月初は、米国のベネズエラへの軍事攻撃による地政学リスクの高まりや中国のレアアース輸出規制による日中関係悪化もあったが、リスクオフの動きは限定的で、米国株式市場の好調なスタートやAI関連への期待感から上昇、その後も高市首相による衆議院解散観測やそれを受けた円安進行により、史上最高値を更新する展開となった。

中旬は、グリーンランドを巡る欧米の対立懸念や国内政局の不透明感および金利上昇を受けて調整したものの、半導体関連などが反発し高値圏で推移した。

その後、日米当局による協調介入を巡る市場の警戒感から為替相場が大きく円高に振れたことで、輸出関連株を中心に調整したが、月末にかけては10-12月期決算において、総じて好調な企業業績が確認され、再び上昇に転じる展開となった。

業種別には、非鉄金属、石油・石炭、機械などが上昇し、サービス、情報・通信、その他製品などが下落した。

2月の国内株式市場

日中関係悪化の長期化が懸念されるが、10-12月期の企業業績は為替レートが円安傾向で推移したこともあり、輸出関連セクターを中心に堅調な決算が期待できることや、底堅い米国経済が下支えとなり上昇を予想する。

日中関係悪化の長期化が懸念され、中国の対抗措置や経済制裁が激化すれば、自動車だけでなく幅広い業種に影響がおよぶ点には注意が必要である。一方、米国については再度の政府閉鎖リスクも警戒されているが、景気は底堅く推移していることから市場の下支え要因となろう。

企業業績については、1月下旬から本格化している主要企業の決算は、電機や機械などのAI関連を中心に堅調な決算が発表されており、来期に向けても期待できる内容となっている。引き続き決算では企業業績の堅調さが確認できるだろう。また、増配や自社株買い等の発表も増えており、高配当利回り銘柄の物色も株価を下支えしよう。

リスク要因としては、政治動向が挙げられる。トランプ大統領による一般教書演説や中間選挙に向けた講演の内容によっては、相場への影響が考えられる。また、2月8日投開票の衆議院選挙について、与党過半数割れなら首相辞任の可能性がある。報道では与党優勢であり、大きな波乱はないとみており、選挙後は高市政権の政策である防衛関連や高成長が続くAI、ITインフラ関連のセクター等への期待が再度高まろう。

外国債券

1月の米国債券市場

米10年国債

1月の米国の長期金利は、地政学リスクの高まりで低下する場面もあったが、日本の財政支出拡大懸念による金利上昇圧力などを受けて、上昇した。

月初、米国がベネズエラに軍事攻撃を行ったことや、イランへの攻撃の可能性に言及したことなどから地政学リスクが高まったことで低下する場面もあったが、雇用統計が底堅い結果となったことなどから徐々に値を戻した。中旬、高市首相が衆議院解散を表明し、日本の長期金利が上昇すると、米国の長期金利にも上昇圧力がかかった。また、グリーンランドを巡る欧米の対立などから米国資産売りが意識される展開となり、一時4.3%程度まで上昇した。その後、トランプ政権が欧州への関税引き上げを否定したことなどから上昇幅を縮め、月末は4.2%台半ばとなった。

イールドカーブは、世界的に財政悪化が懸念されるなか、スティープ化した。

1月の欧州債券市場

ドイツ10年国債

1月の欧州(ドイツ)の長期金利は地政学リスクが意識されるなかでも小動きとなり、前月比で横ばいとなった。

月初、ユーロ圏のCPI(消費者物価指数)が予想を下回ったことや、グリーンランドを巡りトランプ大統領が欧州8ヵ国に追加関税を課すことを発表したことで低下する場面もあったが、その後関税引き上げを否定すると2.9%程度まで上昇した。月末にかけては、日米の長期金利の上昇が一服したことを受けて低下し、月末は2.8%台半ばとなった。

ドイツ国債のイールドカーブは、スティープ化した。周辺国国債とドイツ国債の利回り差は、財政悪化懸念の後退などから、フランスなどを中心に小幅に縮小した。

2月の米国債券市場

2月の米国の長期金利は、FRB(連邦準備理事会)の金融政策は利下げ局面が続くと想定しているものの、米国景気が底堅く推移することにより、そのペースは緩やかなものになると見込まれることから、横ばいでの推移を予想する。

2月の欧州債券市場

2月の欧州(ドイツ)の長期金利は、ドイツの財政拡大に伴う景気回復期待は上昇要因となるものの、グリーンランドを巡る地政学リスクが低下要因となり、横ばいでの推移を予想する。ECB(欧州中央銀行)が量的引き締めを継続しているものの、国によって財政状況や格付けの見通しに差異が生じており、周辺国の対ドイツ国債スプレッドは国によって異なる動きになると予想する。

外国株式

1月の米国株式市場

米国S&P500指数 ダウ工業株30種平均

1月の米国株式市場は、S&P500指数で1.37%の上昇となった。ベネズエラへの軍事攻撃やグリーンランドの領有意向が懸念されるなか、CES(米テクノロジー見本市)や台湾の半導体関連銘柄の好決算を受けて半導体銘柄が買われ上昇した。その後は、FRB(連邦準備理事会)の次期議長人事や10‐12月期の決算発表などを材料に一進一退の展開となった。セクターでは、エネルギー、素材、生活必需品などが上昇する一方、金融、情報技術、ヘルスケアが下落した。

1月の欧州株式市場

ドイツDAX指数 イギリスFT-SE(100種)指数

1月の欧州株式市場は上昇した。欧州企業の収益改善が見込まれるなか、地政学リスクやトランプ大統領によるクレジットカード金利の10%上限案への懸念などを受けて、相対的な割安感のある欧州市場への資金流入が継続したことで米国市場をアウトパフォームした。国別では、オランダ、デンマーク、ポルトガルなどが上昇し、スイス、アイルランド、フランスが下落した。セクターでは、情報技術、公益事業、エネルギーなどが上昇し、一般消費財・サービス、コミュニケーション・サービスが下落した。

1月の香港株式市場

香港ハンセン指数

1月の香港株式市場は上昇した。CESでAIやロボットに対する期待や需要の高まりが確認されるなか、台湾の半導体関連銘柄の好業績が支えとなり、情報技術関連銘柄が買われて上昇した。国別では、韓国、台湾、香港などが上昇し、インドネシア、インドが下落した。セクターでは、情報技術、資本財・サービス、不動産などが上昇し、エネルギー、生活必需品が下落した。

2月の米国株式市場

2月の米国株式市場は、上昇を予想する。バリュエーションに割高感がみられるものの、米国経済が底堅く推移するなか、企業業績に関しても、情報技術セクターを中心に、資本財・サービス、素材など幅広いセクターが拡大基調を維持し、上昇を予想する。

2月の欧州株式市場

2月の欧州株式市場は、上昇を予想する。ユーロ高の企業業績への影響は懸念されるものの、ドイツを中心とした財政拡張が下支えし、金融セクターや、財政支出拡大の恩恵を受ける資本財・サービスなどを中心に堅調な推移となり、上昇を予想する。

2月の香港株式市場

2月の香港株式市場は、上昇を予想する。中国経済は、不動産市場の低迷や内需の弱さが重石となるなか、中国政府の政策支援が期待される。また、米中の金融当局による緩和的な金融政策の継続に加え、AIや半導体関連投資の拡大が期待され、上昇を予想する。

為替動向

1月のドル/円相場

為替(ドル/円)

1月のドル/円相場は、高市政権の財政支出拡大懸念などから円安が進む場面もあったが、日米の金融当局が協調してレートチェックに動いたとの観測が広がるなか、下落した。

月初、地政学リスクが強まるなかでも小動きとなったが、高市首相が衆議院解散を検討しているとの報道が出ると、選挙後の財政支出拡大懸念などから円が売られる展開となり、一時、159円台半ばまで上昇した。その後は一進一退の動きとなったが、日米の金融当局による協調レートチェックが行われたのではないかといった観測が出ると、大きく値を下げる展開となり、月末は154円台前半となった。

1月のユーロ/ドル相場

為替(ドル/ユーロ)

1月のユーロ/ドル相場は、ドル/円相場でのドル売りが波及したことからユーロが上昇し、月末は1.19ドル程度となった。

1月のユーロ/円相場

為替(ユーロ/円)

1月のユーロ/円相場は、ユーロ安円高となった。ドルに対して円・ユーロは上昇したものの、円の上昇率が大きくなったためユーロ安円高となり、月末は183円台半ばとなった。

2月のドル/円相場

2月のドル/円相場は、高市政権の財政政策への思惑などから円安圧力がかかり続ける展開を想定しているものの、為替介入に対する警戒感により上値が抑えられることから、ドル/円は小幅上昇を予想する。

2月のユーロ/ドル相場

2月のユーロ/ドル相場は、FRBの利下げペースが緩やかなものになるとの見方などから、ユーロ/ドルは横ばいでの推移を予想する。

2月のユーロ/円相場

2月のユーロ/円相場は、上昇を予想する。ドルは円に対して上昇し、ユーロに対して横ばいを見込むため、ユーロ/円は上昇を予想する。

虫眼鏡

暗闇フィットネス

暗闇フィットネスをご存じでしょうか。音楽と光の演出により、非日常的な空間を楽しみながら運動できる新感覚のフィットネスです。暗闇フィットネスはかなり前から存在しており、2000年代半ばに米ニューヨークで生まれた暗闇バイクエクササイズが発祥とされ、それが日本に普及したようです。従来のジムとは異なり、暗闇という特別な環境で行うため、周囲の視線を気にせず、自分のペースで集中できます。ストレス解消や心身のリフレッシュ効果があることから、近年注目されています。暗闇フィットネスには、ボクシングやバイク、トランポリンなど、さまざまな種類があります。

私はバイクの暗闇フィットネスに通っていますが、通い始めてからかれこれ3年ほどになり、自分でもよく続いているなと感じています。これまでジムに通っても、最初は頑張れるものの、次第に通う回数が減り、最終的には会費だけを払い続けているということもありました。暗闇フィットネスを始めたきっかけは、運動不足を感じていたときに、友人に勧められてボクシングやバイクの体験レッスンに参加したことです。ボクシングは、暗闇の中で音楽に合わせてサンドバッグをパンチやキックする内容でしたが、私には少しきつすぎたので断念し、最終的にバイクを選びました。バイクは、大画面に映像が映し出され、クラブミュージックのようなリズミカルな洋楽に合わせてエアロバイクをこぐスタイルの運動です。

これまで何度も挫折を繰り返してきたジム通いですが、今回ここまで長続きしている理由を考えてみると、「楽しみながら運動できること」が暗闇フィットネスの最大の魅力だと感じています。通常のジムでは、自分なりにメニューを決め、それをストイックにこなしていく忍耐が求められます。一方、暗闇フィットネスでは、暗闇という非日常空間の中で、音楽や映像の演出が自然とモチベーションを高めてくれるため、楽しみながら体を動かすことができます。週末の朝から汗を流すことで気分転換にもなり、清々しい気持ちになれるのでおすすめです。私が通っている店舗では、最近は予約も取りづらくなっており、入会者がさらに増えているように感じます。

現代のフィットネス市場は多様化が進み、目的やライフスタイルに合わせて選べるジムの種類が増えています。街を歩いていてもさまざまなジムを目にしますが、思いつくものを目的別にタイプ分けしてみました。新年を迎え、今年こそは体を動かそうと考えている方もいるのではないでしょうか。私自身も、正月は食べては飲みを繰り返してしまったため、なまった体を少しでも改善できるよう、引き続き頑張ろうと思います。

【時間の自由度重視】

◇24時間ジム(いつでも通える利便性が最大の魅力。忙しい社会人やコストパフォーマンス重視の人向け)
◇ホームジム(器具を使って自宅でトレーニングでき、移動の手間がかからない)

【楽しさ・モチベーション重視】

◇暗闇フィットネス(音楽や光による非日常的な演出。運動をエンターテインメント感覚で楽しみたい人向け)

【結果重視】

◇パーソナルジム(マンツーマン指導に加え、食事管理までサポート。短期間で成果を出したい人向け)

【総合的に運動したい】

◇総合型ジム(プール、スタジオ、マシン、フリーウェイトなど設備が充実した王道タイプ)