主なポイント
今月は主要中央銀行の金融政策決定会合が開かれます。FOMC(連邦公開市場委員会)では利下げが決定される見込みであり、今回のサイクルでは初の利下げとなります。8月のジャクソンホール会議でパウエルFRB(連邦準備理事会)議長は事実上の利下げ予告を行いましたが、利下げ幅に関しては示唆しませんでした。今後発表される経済指標によっては25bpではなく50bpの利下げとなる可能性もあり、特に雇用統計が注目されます。今月の主なポイントは以下の通りです。
9/6 |
(米)8月雇用統計・・・利下げ幅に影響を与える可能性 |
9/10 |
(米)大統領候補者テレビ討論会・・・投票行動に影響を与える可能性 |
9/12 |
(欧)ECB(欧州中央銀行)理事会・・・利下げが見込まれる |
9/18 |
(米)FOMC・・・上記参照 |
9/19 |
(英)金融政策委員会・・・現状維持が見込まれる |
9/20 |
(日)金融政策決定会合・・・現状維持が見込まれる |
市場見通し
- 国内債券
-
金融市場が安定していくにつれて、日銀による追加利上げが徐々に意識される展開を想定することから、小幅な上昇を予想する。
- 国内株式
-
企業業績は内需関連企業を中心に増益基調が続き、バリュエーションに割高感はないものの、外需関連企業は業績の回復に力強さを欠くことから、横ばいを予想する。
- 外国債券
-
<米国>米国の過度な景気減速懸念が和らぎ、FRBの利下げ期待が後退することなどにより、金利は小幅上昇すると予想する。
<欧州> ECBは利下げを実施すると予想するものの、インフレの高止まりへの警戒感は残ることや米国の金利上昇などから、金利は小幅上昇すると予想する。
- 外国株式
-
<米国>米国経済は概ね底堅く推移し、業績の拡大期待は好材料ではあるものの、大統領選挙のニュースフローや金融政策の動向により、変動率の高まる局面も想定され、バリュエーション面の割安感は乏しく、小幅な下落を予想する。
<欧州>欧州域内経済はインフレの鈍化によりサービス業を中心に持ち直しの動きが継続することや、ECBの利下げ期待が下支えとなるものの、米国の経済政策に対する不透明感が重石となり、米国同様に小幅な下落を予想する。
- 為替市場
-
FRBの利下げ期待が後退することなどにより、ドルは対円で上昇すると予想する。FRB、ECBともに利下げが想定されるものの、FRBの利下げ期待が後退することなどにより、ユーロは対ドルで下落すると予想する。
国内債券
8月の国内債券市場
8月の国内長期金利は、月初、米国経済の減速懸念の高まりなどを背景とした株価急落などから、一時0.7%台半ばまで低下した。その後は、植田日銀総裁が今後物価動向に応じて、追加利上げを実施するという従来の方針を維持するなか低下幅を縮小させ、月末は0.890%で終了した。
国内長期金利は、前半、米国金利の大幅低下や、株価急落などから、一時0.7%台半ばまで低下する場面があったものの、その後は、急低下の反動や10年債入札が非常に低調な結果となったことから、0.9%台半ばまで上昇するなど、上下に大きく振れる展開となった。後半、植田日銀総裁が国会閉会中審査において、金融市場の安定に配慮しつつも、経済・物価見通しが実現する確度が高まっていくのであれば、金融緩和の度合いを調整していくという従来の方針を示すなか、0.8%台後半での推移が続き、月末は0.890%で終了した。
イールドカーブについては、日銀による追加利上げ観測の後退を受けて、相対的に中期ゾーンの金利低下幅が大きくなった。信用スプレッドは、横ばいとなった。
9月の国内債券市場
9月の国内長期金利は、金融市場が安定していくにつれて、日銀による追加利上げが徐々に意識される展開を想定することから、小幅な上昇を予想する。9月の債券市場のポイントは、①日銀の動向、②米国金利の動向、③国内債券市場の需給動向と考える。
①<日銀の動向>8月前半に内田日銀副総裁が、金融市場が不安定な状況で利上げは実施しないと、慎重な姿勢を示した後、植田日銀総裁や氷見野日銀副総裁が追加利上げに関する従来の方針を維持することを示したものの、市場における追加利上げ観測は後退したままである。但し、今後、物価動向や米国経済の動向などを受けて、徐々に追加利上げが意識される展開になるであろう。
②<米国金利の動向>米国では、FRB(連邦準備理事会)による9月の利下げ実施が確実視されるなか、市場では、利下げ幅や利下げペースに注目が集まっている。今後発表される雇用統計などの経済指標の結果によっては、金融政策の見通しを巡る思惑から、米国長期金利の変動幅が大きくなり、国内金利に波及することが考えられる。
③<国内債券市場の需給動向>8月の国債入札スケジュールとしては、10年債(3日)、30年債(5日)、20年債(12日)、40年債(26日)などが予定されている。まずは、今月最初の超長期債の入札として5日に実施される30年債入札において、生命保険会社など機関投資家による買い需要が確認できるかが注目であり、結果によっては金利が大きく変動する可能性も考えられ、注意が必要である。
イールドカーブは、フラット化すると予想する。信用スプレッドは、横ばいで推移すると予想する。
国内株式
8月の国内株式市場
8月の国内株式市場は、日銀の追加利上げへの警戒が高まるなかで米労働市場の減速を示す指標が相次ぎ、一時急激な円高進行を伴って大幅に下落したものの、その後の経済指標が堅調な推移を見せたことや、日米金融当局者の発言で金融政策を巡る警戒が和らいだことから、業績に安定感のある銘柄を中心に買い戻され、日経平均株価で1.16%の下落となった。
上旬は、日銀の金融政策決定会合の結果から円高進行への警戒が高まるなか、米国で軟調な雇用関連指標が相次ぎ、米景気の先行き懸念が強まった。円高の加速を受け、機械や自動車など輸出関連株が下落すると共に、国内の金利低下から利ざや改善期待で買われていた金融株も軒並み急落し、歴史的な下げ幅を記録した。中旬には、米国の堅調な経済指標から景気後退懸念が和らぎ、米株の反発と円高傾向の一服を背景に買戻しの動きが続いた。日銀副総裁によるハト派発言や堅調な4-6月期GDPも日本経済の先行きに対する安心感を与えた。下旬にかけてもパウエルFRB(連邦準備理事会)議長が次回会合での利下げを示唆したことなどから景気に対して楽観的な見方が継続し、小幅ながら徐々に下値を切り上げた。業種別には、海運、小売、精密などが上昇し、銀行、証券、金属製品などが下落した。
9月の国内株式市場
米国経済は底堅く推移し、企業業績は内需関連企業を中心に増益基調が続いている。バリュエーションに割高感はないものの、外需関連企業は業績の回復に力強さを欠き、国内外の政治・経済情勢に対する不透明感も強いことから、9月の国内株式市場は横ばいを予想する。
米国では9月のFOMC(連邦公開市場委員会)での利下げが確実視されており、市場ではその後も複数回の利下げが織り込まれている。米ドル安への圧力が高まるなか、日銀の植田総裁は、衆議院財務金融委員会での閉会中審査で利上げ方針を堅持しており、輸出関連企業の業績悪化につながる円高ドル安への警戒が続くだろう。
8月までに発表を終えた第1四半期決算は、前年同期比で約10%の増益と堅調に推移したものの、8月の金融市場の急変が株高の恩恵を受けていた高額品消費や円安で加速していたインバウンド消費に影響を与えている可能性がある。実質賃金の改善傾向は続いており、影響は短期的と見られるが、今後の消費動向への影響には留意したい。また、株価が急落した銀行の業績についても、主要各国の中央銀行が利下げに転じるなか、日銀が利上げを継続できるのか、懸念が残る。米国の大統領選挙を控え、株価は上値の重い展開となりそうだが、米国経済は堅調に推移し、下期にかけては半導体やファクトリーオートメーションの分野での需要回復や、自動車セクターで不正行為により滞った生産の回復が見込まれる。業績は為替の動向にも左右されるものの、堅調な需要を背景に、自社株買い等の企業の積極的な株主還元策が相場を支えるだろう。
外国債券
8月の米国債券市場
8月の米国の長期金利は、雇用統計の悪化を受けて米国景気の悪化が意識されたことや、FRB(連邦準備理事会)のパウエル議長が9月利下げの開始を示唆したことなどから、低下した。
前半、雇用統計で失業率が予想以上に上昇したことなどから、米国景気の不透明感が強まり、FRBの利下げ期待が高まったことで、一時3.6%台後半まで急低下した。その後は、過度な景気減速懸念が後退したことで、4.0%台前半まで値を戻す場面もあったが、根強い利下げ期待などから再び低下基調となった。後半にかけては、ジャクソンホール会議でパウエル議長が9月の利下げ開始を示唆したことなどが金利低下要因となり、3.8%台での推移が続いた。月末はやや上昇し、3.9%程度となった。
イールドカーブは、利下げ期待の高まりなどから短期ゾーンを中心に低下したことで、スティープ化した。
8月の欧州債券市場
8月の欧州(ドイツ)の長期金利は、米国景気の減速懸念から低下する場面もあったが、その後は緩やかに水準を戻し、月末対比で横ばいとなった。
前半、米雇用統計が予想以上に悪化し、米国の長期金利が急低下すると、欧州の長期金利にも低下圧力がかかり、一時2.0%台後半まで低下した。その後は、米国景気に対する過度な減速懸念が後退したことなどから、緩やかに水準を戻す展開となった。月末は2.3%程度となった。
ドイツ国債のイールドカーブは、スティープ化した。周辺国国債とドイツ国債の利回り差は、入札への不透明感などから、拡大した。
9月の米国債券市場
9月の米国の長期金利は、米国の過度な景気減速懸念が和らぎ、FRBの利下げ期待が後退することなどにより、小幅上昇すると予想する。
9月の欧州債券市場
9月の欧州(ドイツ)の長期金利は、ECB(欧州中央銀行)は利下げを実施すると予想するものの、インフレの高止まりへの警戒感は残ることや米国の金利上昇などから、小幅上昇すると予想する。ECBによる量的引き締めや、一部の国の財政悪化懸念などから、周辺国の対ドイツ国債スプレッドは緩やかに拡大すると予想する。
外国株式
8月の米国株式市場
8月の米国株式市場は、S&P500指数で2.28%の上昇となった。初旬はISM製造業景況指数や雇用統計の悪化を背景に景気減速が懸念されて下落した。その後は、市場予想を上回る小売売上高など堅調な経済指標から過度な景気減速懸念が和らいだほか、ジャクソンホール会議でパウエルFRB(連邦準備理事会)議長が利下げを示唆したことから、米国経済のソフトランディング期待が高まり上昇した。セクターでは、生活必需品、不動産、ヘルスケアなどが上昇する一方、エネルギー、一般消費財・サービスが下落した。
8月の欧州株式市場
8月の欧州株式市場は上昇した。初旬は米国経済の減速が懸念され下落した。その後は、米国経済の過度な減速懸念が後退するなか、FRBによる利下げ期待に加え、欧州でもインフレ率の鈍化を背景にECB(欧州中央銀行)による利下げ期待が高まったことなどから、上昇した。国別では、フィンランド、スペイン、イタリアなどが上昇する一方、ノルウェー、アイルランド、オランダなどが下落した。セクターでは、不動産、ヘルスケア、コミュニケーション・サービスなどが上昇する一方、エネルギー、情報技術、素材が下落した。
8月の香港株式市場
8月の香港株式市場は上昇した。初旬は米国経済の減速が懸念され下落した。その後は、米国経済の過度な減速懸念が後退し、FRBの利下げ観測の高まりが相場を支えたほか、中国政府による住宅ローン金利引き下げなどの不動産市場への政策期待が高まり上昇した。
9月の米国株式市場
9月の米国株式市場は、小幅な下落を予想する。米国経済は雇用関連指標など一部に減速が見られるものの概ね底堅く推移し、企業業績の拡大期待が継続することは好材料で、中期的な上昇は継続すると見ている。一方で、大統領選挙のニュースフローや金融政策の動向により、変動率の高まる局面も想定され、バリュエーション面の割安感は乏しく、小幅な下落を予想する。
9月の欧州株式市場
9月の欧州株式市場は、小幅な下落を予想する。欧州域内経済はインフレの鈍化によりサービス業を中心に持ち直しの動きが継続すると見られることや、ECBの利下げ期待が下支えとなるものの、米国の経済政策に対する不透明感が重石となり、米国同様に小幅な下落を予想する。
9月の香港株式市場
9月の香港株式市場は、小幅な下落を予想する。中国では、引き続き不動産市場の落ち込みが景気回復の重石となっている。年後半にかけて、中国当局による追加の景気支援策への期待は残るものの、米国の大統領選挙を控え、経済政策の不透明感の高まりにより、上値の重い展開を予想する。
為替動向
8月のドル/円相場
8月のドル/円相場は、前月末に行われた日銀の追加利上げの影響や、FRB(連邦準備理事会)の利下げ観測などから、下落した。
前月末に、日銀が追加利上げを行ったことなどから、下落基調で取引を開始した。その後、米雇用統計で弱い結果が発表されると、米国景気の減速懸念などから、米国の長期金利が急低下したことで、一時142円程度まで値を下げた。中旬にかけては、過度な米国の景気減速懸念が後退したことなどから、149円台前半まで値を戻す場面もあった。しかし、下旬に行われたジャクソンホール会議で、FRBのパウエル議長が9月の利下げ開始を示唆したことなどから、再度低下し、月末は145円台後半となった。
8月のユーロ/ドル相場
8月のユーロ/ドル相場は、米国景気の減速懸念や、FRBの利下げ期待の高まりなどから上昇し、月末は1.10ドル台後半となった。
8月のユーロ/円相場
8月のユーロ/円相場は、ユーロ安円高となった。ドルに対して円・ユーロは上昇したものの、円の上昇率が大きくなったためユーロ安円高となり、月末は160円台後半となった。
9月のドル/円相場
9月のドル/円相場は、FRBの利下げ期待が後退することなどにより、ドルは上昇すると予想する。
9月のユーロ/ドル相場
9月のユーロ/ドル相場は、FRB、ECB(欧州中央銀行)ともに利下げが想定されるものの、FRBの利下げ期待が後退することなどにより、ユーロは下落すると予想する。
9月のユーロ/円相場
9月のユーロ/円相場は、横ばいを予想する。ドルは円・ユーロに対して上昇するが、上昇率は同程度となるため、ユーロ/円は横ばいを予想する。
虫眼鏡
妄想ランナー
今年の夏はこれまでにない暑さでした。みなさま、体調は如何でしたでしょうか?
筆者は、この暑さの中でもライフワークであるプロ野球観戦(ほぼ屋外球場での観戦です)はやめられず。多い時では週2回ほど出かけ、ビールを飲みながら!熱い応援で!そこそこ負け試合を観て!悲しんで!いよいよ身体と心が壊れるかなと思いつつも、特段夏バテや体調不良になることもなく9月を迎えることができました。
応援チームの弱さはどうしようもないのでさておき、夏バテしない理由は何か、と考えると、適当なスポーツクラブでのトレーニングとテレワーク時の朝のジョギングが功を奏しているのでは、と思っています。思えば4年ほど前、新型コロナウイルスが蔓延し、スポーツクラブですら閉鎖される中で、運動不足解消のために今出来ることは何かということで始めた「会社の人の苗字(表札)探しをしながらのウォーキング(ご興味ある方は過去のマーケットビュウ2021年1月(295号)の虫眼鏡をご参照ください)」が、今では表札はそこそこに(一応気にはしている)、ジョギングを楽しむまでに成長を遂げました。当初から困難が予想されていた社長の苗字の「奥本さん」探しは、結局、家の近所でも、旅先であちこち歩いてみても見当たらないまま月日は過ぎ、今年6月で奥本社長は退任されてしまいました。もっと違う道を通っていたら!もっとくまなく表札を探していれば!心残りです。ちなみに、現在の社長の「鈴木さん」の表札は、私の家の近所でもすぐに見つけることができ、ほっとしています。
さて、毎回同じルートを5.5㎞ほど走っているのですが、このルートを決めるまでには多少の紆余曲折がありました。家を出て右方向に行けば、幹線道路を上っていかねばならず、車や人の通行が多いため走りにくい。家を出て左方向に行けば、幹線道路を下って(以下、右方向と同様)結局は走りにくい。そうなると「なるべく人の通っていないところで」と考えつつ、体力強化も考えると、アップダウンがあった方が良い。しかし住宅地だけでなく景色も楽しみたい。ああ、なにか不測の事態があった場合に交通機関で家に帰れる方がいい。ついでに帰り際に買い物もできたりして…と都合の良いことばかり考えて作り上げたルートはなかなか素晴らしいものとなりました。
まずは家を出て暫く住宅地の平坦の道を進み、その後は上り坂。上りきったところに小学校がありますが、その前には桜並木が続いており、桜の咲く春はとても綺麗で心も和みつつも、「季節が終わると毛虫が出没するから木の下を通る時は気を付けないとなあ」と思うのが現実です。その小学校を通過してその後はカーブの下り坂。下った先はJRの某駅ロータリーに出ますが、ここでは新幹線も見ることでき、「ああ、これに乗ってどこかに行きたいなあ」と毎回同じことを思いつつ通過していきます。その後は、また下り坂となりますが、真正面には晴れていれば東京スカイツリーを見ることができます。そのまま道なりに進んでいくと、貨物列車の踏切が出てきます。貨物列車に遭遇する時間帯は既に把握しているので、「貨物が通過する前に踏切渡らないと(早く帰りたい)!」と、思う気持ちと「今日の貨物が積んでいるコンテナの数はどれくらいかな?」とコンテナの数が妙に気になる気持ちと半々です。 無事踏切を渡ると今度は、JRの某駅前に出てきます。そこでは京成ライナーが走っているのが見えますので、ここでも「成田から次はどこに旅立とう」と気分はまたもや旅人です。更に進んでいくと、JRの某駅前。その駅には素晴らしいことにエスカレーターが設置されているので、エスカレーターに乗り(エスカレーターで歩くなんて野暮なことはしません)しばし休憩しながら駅を過ぎると、桜並木が続く上り坂にでてきます。 そのあたりは犬の散歩の方々とすれ違うことが多いエリアですが、ほぼその犬たちに寄られて(好かれている?)、しばし心が和む瞬間です。 上り坂を上りきると下りの階段が出てきますので、ここは一気に駆け下りて、家までの平坦の道をただただ走ります。家まであと少しというところに小さなスーパーがあるので、そこで2リットル入りの水(ペットボトル)を購入し、最後ラストスパートはそれをダンベル風に上下に動かしながら、フィニッシュ!と、このような感じです。毎回同じ道でも、全く飽きません。春は桜を愛で、夏は走った後の爽快感、秋は少し切なくなりながら、冬は澄み切った空気を感じて、仕事前にリフレッシュし、今日も一日頑張ろうと思うのです。
果たしてこれまでどれくらい走ったのかと、走った日数×5.5㎞(2024年8月末現在)を計算してみたところ、2,500㎞ほどで、地球規模で換算すると、東京から台湾と香港の間くらいとなりました。意外に走っていないなというのが本音で、実はオーストラリアに到達しているのでは!と期待していました。ちなみに東京からオーストラリアのケアンズまで5,880㎞、メルボルンは8,185㎞なので、オーストラリア縦断っぽい距離は走ったことになりますが、改めてオーストラリアは広大だなと思い知らされます。
最後に。
オーストラリアには「ザ・ガン」というオーストラリアを縦断する列車があります。4日ほどかけてアドレ―ド~アリス・スプリングス~ダーウィンを走るという壮大さ。憧れの列車です。走行距離は2,979㎞。 これまで筆者が走ってきた距離+約500㎞でその列車と同じ距離を走ることになります。500÷5.5㎞=約90日走る計算で、月8回のテレワークをフルに使ったペースで今後も走るとして、来年の今頃には達成しているでしょうか。その距離の達成とともに「ザ・ガン」に来年は自分が乗っていることを夢見て、今日もあれこれと妄想しながら走りたいと思います。