レポート

2020年5月-Vol.288

まとめ

今月のポイント

新型コロナウイルスの感染者数が引き続き増加しています。執筆時点(5月1日)で、米ジョンズ・ホプキンス大学によると、感染者数は世界で320万人を上回っており、前月に比べて3倍強となっています。NY州が30万人を突破した米国が100万人超、スペイン、イタリアが20万人超となっています。こうした状況下、欧米では新規感染者の増加ペースは鈍化しており、米国の一部の州やドイツ、フランスなどの欧州主要国は、ロックダウン(都市封鎖)等の強硬な措置を緩和する動きがみられます。もっとも、新規感染者を概ね抑え込んで経済の正常化を目指す中国や韓国とは異なり、欧米は、各国の医療体制や感染状況等を鑑みながら、段階的に経済活動を再開することになり、第2波への懸念も残ります。一方で、日本は当初5月6日までとしていた緊急事態宣言が5月末まで延長される可能性があります。感染者数は少ないものの、相対的にPCR検査数が少ないこと等が影響したとみられます。中韓のように新型コロナウイルスを概ね封じ込めるのか、欧米のようにリスクを前提に経済活動を再開するのか、日本は岐路に立っている状況です。日本がどうなるのか、また、感染が拡大している欧米において、どのレベルまで経済活動の水準を戻せるのか、その動向が注目されます。

市場動向
国内債券 日銀による追加緩和、米国での経済活動再開への期待などを受け、金利はボラタイルに推移するだろう。
国内株式 米国などでのロックダウンの緩和による景気回復の期待はあるものの、厳しい経済指標や企業決算が発表される見込みなどから一進一退の展開を予想する。
外国債券 <米国>米国経済は悪化しているものの、経済活動再開への期待もあることから、ボラタイルに推移すると予想する。
<欧州>欧州経済は悪化しているものの、一部で経済活動再開への期待もあることから、不安定な展開を予想する。
外国株式 <米国>欧米中心に新型コロナウイルス感染拡大によるロックダウンから段階的に解除を進める動きが進展することや金融緩和、財政政策の効果を評価する動きが継続すると見込まれることから、小幅な上昇を予想する。
<欧州>米国と同様の要因により、米国並みの小幅な上昇を予想する。
為替市場 米国での経済活動再開への期待からドルがサポートされやすい一方で、リスク回避の円高進行も見込まれることから、ドルは対円で横這い推移を予想する。ECB(欧州中央銀行)は金融緩和で経済を下支えするものの、下振れ懸念は強く、ユーロは対ドルでボラタイルな推移を予想する。

ポイント

新型コロナウイルスの感染者数が引き続き増加しています。執筆時点(5月1日)で、米ジョンズ・ホプキンス大学によると、感染者数は世界で320万人を上回っており、前月に比べて3倍強となっています。NY州が30万人を突破した米国が100万人超、スペイン、イタリアが20万人超となっています。こうした状況下、欧米では新規感染者の増加ペースは鈍化しており、米国の一部の州やドイツ、フランスなどの欧州主要国は、ロックダウン(都市封鎖)等の強硬な措置を緩和する動きがみられます。もっとも、新規感染者を概ね抑え込んで経済の正常化を目指す中国や韓国とは異なり、欧米は、各国の医療体制や感染状況等を鑑みながら、段階的に経済活動を再開することになり、第2波への懸念も残ります。一方で、日本は当初5月6日までとしていた緊急事態宣言が5月末まで延長される可能性があります。感染者数は少ないものの、相対的にPCR検査数が少ないこと等が影響したとみられます。中韓のように新型コロナウイルスを概ね封じ込めるのか、欧米のようにリスクを前提に経済活動を再開するのか、日本は岐路に立っている状況です。日本がどうなるのか、また、感染が拡大している欧米において、どのレベルまで経済活動の水準を戻せるのか、その動向が注目されます。

今月の主なポイント
5/15 (米)小売売上高(4月)・・・消費がどの程度落ち込むか
5/18 (日)GDP統計(1—3月)・・・どの程度のマイナス成長になるか
5/22 (中)全国人民代表大会・・・経済正常化に向けた動きがどうなるのか
5月中 新型コロナウイルス感染拡大・・・上記参照

国内債券

指標銘柄/新発10年国債
4月の国内債券市場

4月の債券市場は上昇(金利は低下)した。10年国債利回りは、前半、国内経済の先行き懸念や好調な10年国債入札結果を受けて低下した後、7日の緊急事態宣言の発令以降、市場参加者の在宅勤務増加から取引が減少し流動性が低下する中、16日の1人一律10万円給付などの財政政策拡大による国債の需給悪化懸念や、米国の経済活動再開への期待などから上昇圧力がかかった。後半は、20日に原油価格が初のマイナスの水準に陥ったことを受けて世界経済の先行き懸念が高まったことや、27日の金融政策決定会合において日銀が国債買入れ額の上限を撤廃したこと、その後の黒田総裁の記者会見でイールドカーブ全体を低位に安定させるとの見解を示したことを受けて金利は低下に転じ、月末は▲0.04%で終了した。

イールドカーブは、長期ゾーンの金利が低下する一方、超長期ゾーンの金利は横這いとなったことから、スティープ化した。

信用スプレッドは、高格付けは横這いで推移する一方、低格付けでは拡大基調が継続した。

5月の国内債券市場

新型コロナウイルスの感染拡大を受けた外出自粛や休業などにより、国内経済の停滞懸念が高まっている。国内での感染拡大のペースに鈍化の兆しが見られない中、先行き不透明感の高まりから金利には低下圧力がかかるだろう。また日銀による積極的な国債買入れは、イールドカーブ全体を低位に安定させることになると考える。しかし一方で、米国の経済活動再開への期待や治療薬の開発・臨床試験などへの期待から金利が上昇する場面も想定されることから、ボラタイルに推移するだろう。5月の債券市場のポイントは、①新型コロナウイルス対策の効果、②日銀の金融政策の動向、②米国経済の動向と考える。

①<新型コロナウイルス対策の効果>安倍政権の感染対策の遅れから、国内の経済活動は低下している。治療薬やワクチンの開発および実用化にどの程度の時間がかかるか不透明な中、わが国経済には更なる下押し圧力がかかりやすい。例年、観光や飲食など消費が盛り上がる5月の連休に外出の自粛が求められることの影響は軽視できない。

②<日銀の金融政策の動向>日銀は企業金融の支援と金利の低位安定を重視し始めた。黒田総裁は、状況によって追加緩和を辞さない考えを示しており、国内経済の状況が一段と厳しさを増す場合には、金利に低下圧力がかかりやすいだろう。同時に、過度な金利低下が金融機関の収益懸念を高める展開も想定され、国内債券市場は不安定に推移するだろう。

③<米国経済の動向>米国では感染拡大のペースが鈍化しつつあり、一部の州では経済活動が徐々に再開されている。一方、米国の労働市場では過去最高ペースで失業者が増加しており、当面、米国経済が正常化に向かうとは想定しづらい。仮に感染が再拡大した場合には、景気後退懸念が一段と高まる可能性も考えられる。

イールドカーブは、スティープ化とフラット化を繰り返す展開を予想する。

信用スプレッドは、横這い推移を予想する。

国内株式

日経平均株価225種東証株価指数(TOPIX)
4月の国内株式市場

4月の株式市場は、欧米でのロックダウン(都市封鎖)の緩和に伴う経済活動の再開の動きなどが好感され日経平均株価で6.75%の上昇となり、約2ヵ月ぶりに2万円台を回復した。

新型コロナウイルスの感染拡大により経済活動の停滞が長引くとの警戒感などから下落して始まったが、その後は欧米で感染者数の拡大ペースが鈍化していることや、政府による過去最大の緊急経済対策が評価されたことなどから上昇が続いた。後半は、米国の経済指標の記録的な悪化や米原油先物相場が急落し史上初のマイナスとなったことなどから調整する局面はあったものの、欧米で制限していた経済活動の再開の動きに加え、日銀、FRB(連邦準備理事会)が追加的な金融緩和策を示したことなども好感されて上昇基調が続いた。

業種別には鉱業、海運、サービスなどが上昇する一方で、空運、電気・ガス、パルプ・紙などが下落した。

5月の国内株式市場

米国などでのロックダウンの緩和やワクチン・新薬開発への期待から上昇基調が続く可能性はあるものの、厳しい経済指標や企業決算が発表される見込みなどから一進一退の展開を予想する。

IMF(国際通貨基金)は、「大恐慌以来、最悪の不況を経験する可能性が高い」と危機感を示し、2020年の世界GDP予測を前回1月の+3.3%から▲3.0%へ大幅に下方修正する一方で、2021年については+5.8%と持ち直す見通しを発表している。この見込みについては4-6月期に新型コロナウイルスの感染がピークに達し、その後は収束することを前提としている。ただし、先行き不透明であることを理由に、3つのリスクシナリオ(①年内は流行が続き収束するのは来年、②今年後半に一旦収束するが来年に第2波が到来、③年内は流行が続き、来年には第2波が到来)として、それぞれ下振れする予測を提示していることは、留意点といえよう。

3月期決算の発表が始まっているものの、新型コロナウイルスの影響により発表の延期や今年度の業績ガイダンスの提示を見送る企業が多い。在宅勤務の増加に伴うテレワーキングの普及などにより半導体やIT関連など一部では堅調な決算もみられるものの、自動車、化学、空運、レジャー、資源関連など大半は大幅な減益であり、赤字転落の企業も散見される。2020年度の業績については、制限されている経済活動の一部再開により4-6月期がボトムと見ているが、その後の回復ペースは緩やかと予想している。

株式市場は急落した後に上昇が続いており、日経平均株価は年初来高値を基準にして一時、半値戻しに達した。経済活動の制限緩和やワクチン・新薬開発の動きなどから上昇が続く可能性はあるが、上昇ペースがやや速いことに加え、今後も厳しい経済指標や企業決算が発表されることから上値余地は限定的で、一進一退の展開を予想している。

外国債券

米10年国債ドイツ10年国債
4月の米国債券市場

4月の米国の長期金利は低下した。FRB(連邦準備理事会)による総額2.3兆ドルの緊急資金供給策の発表や、新型コロナウイルスの感染拡大ペース鈍化を受けた経済活動の再開期待から、中旬には0.7%台後半まで上昇したが、その後は相次ぐ経済指標の悪化や原油価格の初のマイナス圏への急落などから金利は低下基調となり、月末は0.6%台前半となった。

4月の欧州債券市場

4月の欧州(ドイツ)の長期金利は低下した。イタリアやスペインで新型コロナウイルスの感染死者数の増加ペースが鈍化する中、上旬には一時▲0.3%程度まで上昇したが、中旬以降は原油価格の初のマイナス圏への急落や悪化を続ける経済指標の発表が相次いだことなどから金利は低下基調で推移し、月末には▲0.5%台後半となった。
周辺国国債とドイツ国債のスプレッドは拡大した。財政悪化懸念のくすぶるイタリアの拡大幅はやや大きめだった。

周辺国国債とドイツ国債のスプレッドは拡大した。

5月の米国債券市場

45月の米国の長期金利は横這いを予想する。新型コロナウイルスの感染拡大から米国経済は悪化している。特に、労働市場では過去最高ペースで新規失業保険申請者数が増加しており、個人消費の下振れが不可避の状況にある。一方、経済活動再開への期待からリスク選好が回復する局面もあり、金利はボラタイルに推移すると予想する。

5月の欧州債券市場

5月の欧州(ドイツ)の長期金利は横這いを予想する。新型コロナウイルスの感染拡大から欧州経済は悪化している。新型コロナウイルスの感染状況は予断を許さないものの、一部で経済活動再開への期待が高まっている。南欧での財政懸念の高まりから国債市場のボラティリティは高止まりしており、当面は不安定な展開を予想する。

外国株式

米国S&P500指数ダウ工業株30種平均ドイツDAX指数イギリスFT-SE(100種)指数香港ハンセン指数
4月の米国株式市場

4月の米国株式市場は、S&P500指数で12.68%と、4ヵ月振りの上昇となった。月初は新型コロナウイルスの感染者数が一段と増加し、シェール関連企業の破綻などが懸念されて売られたものの、その後、感染者数の増加ペースが鈍化し、追加の量的緩和策やロックダウン(都市封鎖)解除のタイミングを探る動きに加え、新型コロナウイルス治療に有効な候補薬の治験が良好との報道で買われた。セクターでは、エネルギー、一般消費財・サービス、素材などを中心に全てのセクターが買われた。

4月の欧州株式市場

4月の欧州株式市場は、月初は新型コロナウイルスの感染者数が南欧諸国中心に一段と増加して売られたものの、その後、感染者数の増加ペースが鈍化し、各国がロックダウン解除のタイミングを探る動きに転じたことや、有効な候補薬の治験が良好との報道で買われた。その後、本格化した企業業績発表や原油価格の急落などで一進一退となり、米国市場をアンダーパフォームした。国別では、4月末にロックダウンの解除に踏み切ると発表したオーストリアの他、ドイツ、オランダなどを中心に全ての国が買われた。セクターでは、情報技術、ヘルスケア、一般消費財・サービスなどを中心に買われた。

4月の香港株式市場

4月の香港株式市場は、4.41%の上昇となったものの、欧米市場をアンダーパフォームした。欧米での新型コロナウイルスの感染拡大への懸念から売られたものの、中国が生産の再稼働を推進する動きが続いたことや欧米市場の反発が好感されて買われた。

5月の米国株式市場

5月の米国株式市場は、欧米中心に新型コロナウイルスのロックダウンから段階的に解除を進める動きが進展すると予想されることや、これまで進めてきた金融緩和、財政政策の効果を評価する動きが継続すると予想されることから、小幅な上昇を予想する。

5月の欧州株式市場

5月の欧州株式市場は、欧米中心に新型コロナウイルスのロックダウンから段階的に解除を進める動きが進展すると予想されることや、これまで進めてきた金融緩和、財政政策の効果を評価する動きが継続すると予想されることから、米国同様に小幅な上昇を予想する。

5月の香港株式市場

5月の香港株式市場は、グローバルで新型コロナウイルスの拡大が鈍化しつつあることや、中国本土での工場の稼働再開を急ぐ動きが一段と強まっていること、月後半にも全人代の開催が予定されていることなどから小幅な上昇を予想する。

為替動向

為替(ドル/円)為替(ドル/ユーロ)為替(ユーロ/円)
4月のドル/円相場

4月のドル/円相場は、円高ドル安となった。欧米における新型コロナウイルスの感染拡大ペースの鈍化により株価が上昇する中、一時109円台まで円安が進んだ。しかし、その後は景気悪化を示す経済指標の発表が相次いだことなどから反落し、月末は107円近辺となった。

4月のユーロ/ドル相場

4月のユーロ/ドル相場は、ユーロ安ドル高となった。景気悪化を示す経済指標の発表や南欧の財政状況に対する懸念から、ユーロは弱含みで推移した。月末にかけては一部経済活動の再開期待からユーロに買い戻しが入り、月末は1.09台半ばとなった。

4月のユーロ/円相場

4月のユーロ/円相場は、ユーロ安円高となった。ドルに対してユーロは下落し、円は上昇したため、ユーロ安円高となり、月末は117円台半ばとなった。

5月のドル/円相場

5月のドル/円相場は、横這いを予想する。米国では経済活動再開への期待などからドルがサポートされやすい。一方、世界経済全体ではマイナス成長の懸念が高まっており、リスク回避から円高が進む場面も考えられ、為替レートは横這い推移を想定する。

5月のユーロ/ドル相場

5月のユーロ/円相場は、横這いを予想する。ドル/円、ユーロ/ドルともに横這いとなるため、ユーロ/円も横這いとなるだろう。

5月のユーロ/円相場

4月のユーロ/円相場は、下落を予想する。ドル/円は下落、ユーロドルも下落を見込むため、ユーロ/円も下落するだろう。

虫眼鏡

「我が家のペット」

皆さんの家にペットはいますか?モフモフしていますか?
我が家にはモフモフしていない、トゲトゲしたペットがいます。
フトアゴヒゲトカゲのペンペンです。

【フトアゴヒゲトカゲ基本情報】
驚いたり、興奮すると喉を膨らませて口を開けて相手を威嚇します。その時の下アゴの膨らみと黒く発色した様子からフトアゴヒゲトカゲの名前がついています。現在は野生のフトアゴヒゲトカゲを輸出することが禁止されていることから、日本に流通しているものは、ペット用に繁殖されたものになります。

分布 オーストラリア
全長 約40~50cm
寿命 約8~10年
性格 温和

【ペンペン基本情報】
全長 約39cm(40cm以上になる子がほとんどのようですがうちの子は小さめです)

性別 メス
推定年齢 約1歳6ヶ月
性格 温和・のんびり屋
好物 リンゴ・豆苗・コオロギ(冷凍)

私は元々爬虫類に抵抗はありませんでした。蛇を首に巻いて写真を撮ったこともあります。
テレビでコモドオオトカゲが歩く様を見て、ペンギンがペタペタ歩いている姿に似ていると思い「いつか爬虫類を飼うことがあれば、名前はペンペンだね」と夫と冗談で話していましたが、まさか自分が爬虫類を飼うとは全く思っておらず、夫が沸々と爬虫類への熱を上げていることに気がついていませんでした。
私は犬を二匹飼ってきた経験から、ペットを飼うことの大変さや亡くなった時の悲しさを十分わかっているつもりでしたので、ペットを一度も飼ったことのない夫の熱を下げるべく何度も諭しましたが、根負けしてしまいました。ただ、我が家にペットを迎え入れることになれば、その種がどんな種類であれ、自分が溺愛することはわかっていました。

ペンペンは2019年3月に我が家に来ました。
おもちゃのゴムのようですが生きています(文末参照)。ファンキーな見た目ですが女の子です。ペンペンと呼ばれる他に、ペンちゃん・ペチ子・お嬢さんなんて呼ばれたりしますが反応は全くありませんし、本人も自分が呼ばれているとは思っていません。
ナウシカに出てくるキツネリスの“テト”のように、肩に乗せることができます。本人の気が向かないときは、肩から下りようとしますが、眠い時・寒い時などは首から服の中に入ろうとします。爪が刺さり少々痛いですが、トゲトゲが刺さり痛いということはありません。
他の子は嫌なことがあると体を黒く発色させ怒るようですが、うちの子は目をつむり現実逃避をします。人間と違い、瞼は下から上へあがります。
カーテンレースを上り、下りられなくなって困っていることもありますが、何度もチャレンジしています。
床暖房をつけているときケースから出すと、お腹を床にくっつけてお腹を温めています。その様はまるで五平餅です。変温動物なので、熱がないととても冷たくなります。
脱皮したうろこはキレイにトゲトゲしています。
性格は温和で基本機嫌良く過ごしているように見えます。眠い時起こすとブスーとふてくされた顔になります。意思疎通は図れませんし、鳴いたりなど音を全く発しませんが、なんとなく“喜”“怒”くらいはわかるようになります。
「何のために生きているんだろう」「何が楽しくていきているんだろう」と言う人もいますが、彼女は何も考えていません。木の棒に手足を投げ出し、ただただ怠惰な姿勢でボケーとしています。しかし私に「無」とはこういうことなのかもと教えてくれているように思います。

温度管理は気を使います。生餌じゃないとダメな子もいます。自分の家のトカゲに手を噛まれ流血しているおじさんを見たことがあります。
しかし、爬虫類は哺乳類では味わえない新たな気付きを発見できる気がします。
いかがでしたか。爬虫類ショップを覗いてみたくなりませんか?私の溺愛ぶりをお伝えするとともに、一人でも爬虫類に興味惹かれる方が増えればいいなと希望を込めて寄稿させていただきました。